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【新・兜町INSIDE】年末3万5000円?…五輪後株価の天国と地獄

 23日に開会式を終えた東京五輪。兜町の古参証券マンの言うには、五輪開催国の株価には年末にかけて「天国と地獄の2パターンがあります」。

 1984年の米ロサンゼルス五輪から数えて、2016年のブラジル・リオジャデネイロ大会まで夏季五輪は9回(1980年大会のあったモスクワは証券取引所なし)。このうち7回で開催国の株価は年間で上昇し、平均27%高の急騰だった。この27%高を昨年末の日経平均に当てはめると3万5000円近くになる。五輪開会式直前の今年7月21日終値から7200円高という突飛な高値だ。

 一方、先の古参証券マン氏は声を潜める。「株高ジンクスは営業トークのネタですね。気を付けたいのは下落した2回の方。92年(バルセロナ)は10%安、2008年(北京)は65%安でした。04年のアテネ大会のあったギリシャは開催年こそ株高でしたが、5年後には財政赤字を少なく装う偽装が発覚し、ギリシャ危機へ突入しました」。

 21年の東京市場は上にも下にも値動きの大きい相場ということか。

 【2021年7月28日発行紙面から】

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