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【令和を変える! 関西の発想力】西国三十三所の企画がルーツ 世界遺産・比叡山延暦寺が本格派スイーツで人気集める (1/2ページ)

 もうすぐお盆。ご先祖の供養でお寺に行く方は多いと思います。しかし連日の猛暑に「お寺、暑そうだなぁ」と二の足を踏んでしまいそうですね。そこで今回は、思わずお寺に行きたくなる“寺の最新トレンド”をご紹介します。お寺の宝庫・関西では今、お寺スイーツが人気を集めているのです。

 特に滋賀県のお寺スイーツはプロも真っ青の本格派。たとえば、あの有名な世界遺産・比叡山延暦寺にはティラミスに仏様の文字が描かれた、ありがた~い厄除け開運スイーツ「梵字テラミス」があります。マスカルポーネチーズと生クリームでつくられた本格的な生地に餡子と白玉、生湯葉が入ったオリジナル仕様で、「梵字ラテ」とともに味わうと仏様のご利益が体に染みるような有難さを感じます。

 また蓮如上人ゆかりの別当山等正寺(とうしょうじ)には、本格的な洋菓子店があります。平安中期の阿弥陀如来様に拝観した後は、オシャレなカフェスペースで大人の甘さを追求したキャラメルをかけたシフォンケーキやかき氷をどうぞ。ちょっぴりビターな甘さには、阿弥陀如来に人生の教えを説かれたような心地よさを感じます。

 しかしなぜ、歴史深い寺院がスイーツを提供し始めたのでしょうか。ルーツを探ると1300年の歴史を誇る「西国三十三所」が提唱した「スイーツ巡礼」にたどり着きました。西国三十三所とは、京都の清水寺や醍醐寺など錚々(そうそう)たる寺院をつなぐ日本最古の観音巡礼道のこと。2016年春、約5年間開催した草創1300年記念事業の一つとして、お寺の菓子に光を当てた「スイーツ巡礼」を発表したのです。

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