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【令和を変える! 関西の発想力】“シニアインスタグラマー”と協働でブランド立ち上げ 高齢ならではの魅力を追求するファッションブランド「YOUKA」 (1/2ページ)

 すっかり日常に溶け込んだSNSですが、高齢者にはまだまだ定着していないだろう、とタカをくくっていませんか? 「孫にせがまれてLINEを始めた程度じゃないの?」なんて言っていたら、時代に取り残されます。現実には70代以上の「シニアインスタグラマー」が続々登場し、スマホを使いこなして“映える写真”を日々投稿しまくっているのです。フォロワー1万人超えという達人も珍しくありません。

 そんな現状を見据えて、高齢者向け衣料のネット販売、トリニティ(兵庫県西宮市)を営む添田優作さんは、ファッションに精通したシニアインスタグラマーと協働、シニア専門のファッションブランド「YOUKA(ヨウカ)」を立ち上げました。コンセプトは年齢を重ねたからこそ映えるオシャレ。アンチエイジングではなく、高齢ならではの魅力を追求するファッションを楽しもうと呼びかけています。

 しかしなぜ、高齢者に専用のファッションブランドが必要なのでしょうか。理由を聞くと「ただ、幼い頃からの夢を実現したかったのですよ」とにっこり。なんでも幼い頃、両親が共働きで、おばぁちゃんと過ごす時間が多かったとか。

 「いつも地味な服を着ているおばあちゃんを見て、幼心にもっとオシャレすればいいのにと思っていました」

 その気持ちは、大人になってからも消えることなく、美容師になった添田さんは、まずは海外で視野を広げようとオーストラリアやタイ、カンボジアなどアジア各国を巡りました。そして2006年、介護用品を扱う会社を起業してシニア市場を開拓、7年後の13年に念願の高齢者向け衣料のネット販売に踏み切ったのです。しかし、デザインについてはなかなか洗練されず、新たな視点を取り入れる必要性を痛感したため、シニアインスタグラマーの意見を生かしたシニアブランドを立ち上げたというワケです。

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