記事詳細

【令和を変える! 関西の発想力】新たな名物グルメで魅力発信、こだわりの「奈良しゅわボール」で日本酒発祥の地をアピール (1/2ページ)

 関西で最も人気のある観光地といえば、誰もが京都と答えるでしょう。では、一番残念なのは…奈良と答える人は少なくありません。京都より古い歴史を誇り、貴重な遺産も豊富なのに「そうだ奈良、行こう」と思った途端、鹿しか思い浮かばなくなるからです。

 特に美味しいグルメの印象がなく、お土産品としてようやく「奈良漬」がイメージできる程度でしょうか。しかし奈良は日本有数の国際観光都市。本当はグルメもお土産もたくさんあるのに、見事に知られていない現実が、なんとも残念でたまりません。

 そんな「残念な奈良」をなんとかしたいと、地元の酒蔵や卸、農家、奈良市観光協会、奈良市飲食店組合などが一丸となって、一大キャンペーンを立ち上げました。なんと、奈良にグルメがないことを逆手にとって「奈良しゅわボール」と称する日本酒ハイボールを、奈良グルメに仕立てようというのです。

 しかし、なぜハイボールなのでしょうか。いくら奈良に名物グルメがないとはいえ、その気で探せば地元ならではの寿司やスイーツなど、奈良を象徴できるものはたくさんありそうです。一連の仕掛け人である卸会社「泉屋」社長の今西栄策さんに理由を聞いてみました。

 すると「奈良が日本酒発祥の地だからです」とキッパリ。そんなスゴイこと、これまた見事に知られていませんが、地元では「奈良酒」と固有名詞がつくほど誇りとされる史実なのです。特に今西さんは、奈良酒こそが奈良の宝と信じていて、およそ10年前から地元の酒蔵とタッグを組んで多くの奈良ブランド酒を仕掛けてきました。そんな努力の賜物が「奈良しゅわボール」というワケです。

関連ニュース