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【BOOK】日本人よ目を醒ませ 中国共産党が宣伝してきた史観は大ウソ、真相を告発する一冊 評論家石平さん『中国共産党暗黒の百年史』 (2/3ページ)

 --クリーンなイメージが強かった周恩来元首相の“真の姿”が書かれている

 「周恩来は元々、中国共産党の諜報機関の元締めのようなポストにあり、後に国家主席になった毛沢東の上司でした。2人の地位が逆転してからも毛はずっと周のことを警戒し続け、粛清のチャンスを伺います。なぜ周はその危機を切り抜けられたのか? それは周が、毛や夫人の江青にこびへつらい、林彪など他の政敵粛清の陰謀に加担したからです。周は保身のためなら、自分の養女や側近の部下まで平気で切り捨てる男でした」

 --こんな中国共産党がなぜ国民党との内戦に勝ち得たのか

 「こんな中国共産党だからこそ、でしょう(苦笑)。共産党は諜報工作に極めて長けていた。国民党の中枢にまでスパイを送り込み、内部から崩壊させたのです。ヤクザまがいのならず者を利用して、地主階級を殺し、その土地を農民に与えて歓心を買った。もっともその土地はその後、あっさり取り上げられてしまいましたが…」

 --自身の家族も、文化大革命期に両親が「下放」された

 「当時私は4歳でした。大学の教員だった両親は長く農村へ下放され、辛酸を舐めた。その間、私は祖父に育てられましたが、両親がいない事情は知らなかった。家族がそんなことを口にしたことが当局にバレたらとんでもない目にあうからです。さらに私が中国と決定的に決別することになったのは天安門事件です。中国共産党の人民解放軍は同胞に向けて銃弾を放ち、私の友人も殺されました」

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