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【BOOK】日本人よ目を醒ませ 中国共産党が宣伝してきた史観は大ウソ、真相を告発する一冊 評論家石平さん『中国共産党暗黒の百年史』 (3/3ページ)

 --日本での認識に違和感を覚えたと

 「いまだにそうなのでしょうが、中国共産党の革命史観なるものをそのまま信じている日本人がどれほど多いことか。目を醒ましてもらいたい意味もあって、この本を書いたのです」

 --100年たって現在の状況はますます悪くなっている

 「毛沢東時代も酷かったが、現在の習近平政権は、周辺の国家にも大きな被害を与えているという点でもっと悪い。ふり返ってみれば、1972年の日中国交正常化は日本にとって何のメリットもなかった。日本政府や日本人は、中国共産党の実態を正確に捉えた上で、対峙する必要がありますね」

 ■『中国共産党暗黒の百年史』飛鳥新社1540円

 1921年7月1日に結党された中国共産党は今年、100年を迎えた。その歩みは、陰謀や裏切り、虐殺、腐敗、凌辱など、極め付きの「悪」に染められた歴史だったといえる。強大な権力を握った幹部らは、手当たり次第、女に手を付け、私腹を肥やし、政敵を排除すること以外に関心を持っていない。それは、これまでクリーンなイメージが強かった周恩来元首相も例外ではなかった…。中国共産党の真の姿をあぶり出した衝撃の1冊。

 ■石平(せきへい) 1962年中国四川省出身。59歳。北京大学哲学部卒。88年、日本へ留学、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。2002年より評論活動に入り、母国・中国に対する厳しい論調で注目を集める。論壇紙、映像、ネットなど幅広いメディアで活躍中。07年、日本国籍を取得。14年『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP新書)で山本七平賞受賞。

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