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【AI時代の発想術】若者に触発され…思いつきでゲーム作り コロナ禍で多くの作家たちが誕生するような気がする (2/2ページ)

 高校生もシンプルでかわいい絵を描いて返してくれた。これも、わかりやすい。

 若者たちにそれぞれ一本取られ、悔しくなって「そうだ!」と思いついた。「これをゲームにしてみよう」

 iPad Proを買って、ScrachとかSpringinなどの無料ゲーム制作アプリをダウンロードして見よう見まねで作ってみた。

 面白い! 作っていて面白いのだ。

 作ったゲーム画面をスマホで録画して、息子と高校生に見せた。「おもしろ~い」と好評である。やった! やっと興味を引いてもらえた。

 気を良くして、さらにゲームを3個ほど作った。ところが、どうも面白くない。動かしてみても面白くないのだ。

 ゲーム制作ツールのマニュアルを読み、勉強して新しい技を入れてみる。動かしてみると、ちょっと良くなったような気がするが、「もうちょいだな」と納得できない。さらに試すこと数回。あっという間に日が暮れてしまった。

 頭を使いすぎて、まったく働かなくなったので、YouTubeを見る。が、世の中の大ニュースも(コロナのことさえも)他人ごとに思えてしまう。ネットフリックスやアマゾンプライムなどの映画を見ても、以前ほど面白いと思えなくなった。ゲーム作りの方が断然面白くなったからだ。

 ステイホームでずっと家にいて、ネットの世界にいる時間が増えると、人はこうなるのかもしれない。

 もちろん、晴れた日には自転車で公園に行って芝生を裸足で歩いたり、近所の人たちと世間話もしている。それだけで、けっこう幸せ感はある。ひょっとすると、世の中の作家たちはずっとこういう生活を送っているのかもしれない。

 作るものは昔は小説や漫画だったが、今はアニメやゲームも自分の部屋の中で作れる。原稿は伝えることが重要で、ゲーム作りは面白さに重きが置かれるなどの表現方法の違いはあるが、そのどちらもデジタルでなんとかできる時代になったのだ。このコロナ禍で多くの作家たちが誕生するような気がする。 (プランナー・久保田達也)

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