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【凄腕アナリスト ザ・覆面】好業績半導体商社の筆頭格、好条件整った「マクニカ・富士エレHD」 キオクシアIPOの露払い役に (1/2ページ)

 22日に東証1部に直接新規上場(IPO)したシンプレクス・テクノロジーが、公開価格1620円を上回る1660円の初値を付け、大引けではストップ高の2060円で株式市場に再デビューした。

 シンプレクスは再上場のファンドの出口案件として公募増資ゼロで株式売り出しのみ、IPO時の市場からの資金吸収額は330億円超と規模的には4月に登場したビジョナル以来の大型IPOだった。

 一部では「初値の公開価格割れ」も懸念されていたが、事前予想をいい意味で裏切る好スタートとなった。シンプレクス自体の評価点は別の機会とするが、今年東証1部に直接上場した銘柄はいずれも良好な株価パフォーマンスとなっている。

 3月のウイングアーク1st、4月の紀文食品、テスホールディングスが直接1部IPO銘柄だが、このうちテスホールディングスが一時、公開価格を下回ったもののすかさず回復し、他の銘柄は公開価格を下回っていない。

 そして9月現在、これらの銘柄の株価は初値を上回っている。この状況は、11月以降に東証1部への直接上場が観測されている半導体大手のキオクシアのデビューにとって好条件が整ってきたともいえるだろう。

 キオクシアのIPOという一大イベントを控えて、株式市場では半導体に対する関心が一段と高まってくることが予想される。半導体製造装置関連は高株価が多いが、半導体商社の中には、株価水準的には手ごろな好業績銘柄はある。東証1部の「マクニカ・富士エレホールディングス」(3132)は、その筆頭格の銘柄として注目できる。

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