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【経済快説】「45歳定年説」に何を考えるべきか? サントリーHD・新浪社長発言が話題 (1/2ページ)

 サントリーホールディングス社長の新浪剛史氏が経済同友会のセミナーで語った「45歳を定年にしたらいい」との発言が妙に話題を呼んだ。一般サラリーマンの感覚では「この年齢で放り出されては大変だ」と思うのだろう。

 ネット界隈(かいわい)の一部では、いわゆる「炎上」に近い反応があったようだ。新浪氏の意図はそうではなかったと推察するが、人件費の高い中高年社員を整理したい企業経営者の本音を感じる向きもあったようだ。

 本人に確認したわけではないが、新浪氏は、45歳くらいからなら「新しい一仕事」に取り組む体力や時間があるだろうから、スタートアップ企業に参画するなど、日本のビジネスパーソンが「人生二毛作」的な活躍をしたら、経済が活性化するだろうと言いたかったようだ。同氏は、44歳で新卒から勤めた三菱商事を辞めて、「退路を断って」ローソンの社長に転じた。

 確かに、全く新しい分野で一勝負しようと思う野心のあるビジネス・パーソンは、45歳くらいまでに次のスタートを切るつもりがよかろう。

 普通のサラリーマンについて考えると、大卒なら22歳くらいから働き始め、65歳から70歳くらいまで働くとして、「45歳」はおおよそ折り返し点だ。この辺りが人生や働き方を考える時期として、ほどよい頃合いだ。45歳でリタイア後の生活設計について考えさせる研修を行う企業もある。

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