記事詳細

【今からできる年金+10万円生活】コロナ禍で可処分時間増、苦闘の末「週末行政書士」に (2/3ページ)

 その後、社会は突然のコロナ禍に見舞われる。一般的には逆境だが、鈴木氏はテレワークによって可処分時間がかなり増えたと感じた。勉強する時間が捻出できる、とプラスに捉え直すことができたという。

 鈴木氏は自分を律するためにエクセルで管理表を作り、勉強時間を入力していった。合計1200時間以上の苦闘の末、晴れて資格を獲得することができた。

 さらに幸運だったのは、所属する会社が21年から副業を容認する体制になったことだ。本連載でも以前に書いたが、資格は取得しただけでは引き合いがない。現場で、ある程度実践しなくてはならない。そこで鈴木氏は同社第1号の副業申請を行い、「週末行政書士」を始めることにした。

 現在の副業収入は月額数万円程度。だが、「今は報酬はなくてもいいぐらいです。それより現場を経験し、仕事上の人脈を増やしていくことのほうが大切です」と鈴木氏は言う。

 会社に依存するつもりはないが、今の仕事自体は好きなので辞める気持ちはさらさらない。60歳になっても再雇用を求めるという。再雇用時には、役職定年後の待遇からさらに収入が下がるだろう。しかし、それは士業の副業収入でカバーしていく予定だ。

 副業を始めたことで、会社員のままでは知り合えなかったような、さまざまな人たちと親交を結べた。また、自宅で開業し、仕事をしている姿を子供たちに見せられたのもよかった。おかげで、会社でものびのび仕事ができるようになったという。

関連ニュース