記事詳細

【トップ直撃】発売の瞬間売れ切れ「チーズワンダー」 放牧酪農と「発明的チーズケーキ」 ユートピアアグリカルチャー・長沼真太郎代表取締役 (1/4ページ)

 チーズタルトなどでヒットを飛ばしてきた洋菓子の専門家が、いま取り組んでいるのが農業だ。収益性が高く環境にやさしい放牧酪農に挑戦、そこから生まれた栄養豊富でフレッシュなミルクを原材料にしたチーズケーキ「CHEESE WONDER(チーズワンダー)」は発売の瞬間に売り切れる人気だ。 (中田達也)

 ◇

 --牛の放牧に着目した理由は

 「何よりもおいしいお菓子の原材料になりうるということですね。放牧で牛が青草を食べるとビタミンやカロテンなど栄養価が豊富になります。その牛から出るミルクの味の違いが最も分かるのが加工したときで、バターやチーズ、カスタードクリームなどでお菓子の味が引き立ちます」

 --放牧の現状は

 「酪農全体で約1%、北海道では約1割が放牧です。学校で飲む牛乳などの量を供給するには、ものすごく土地を使う放牧より、1頭当たりの搾乳量が多い牛舎式が主流となった面もありました。ただ、放牧牛乳に価値を求める人が増えるなど、状況は変わってきていると思います」

 --放牧の場合、利益率は高いそうですね

 「牛舎式のコストの大半はトウモロコシなどの飼料代ですが、放牧はエサ代が安く済みます。人件費も放牧は基本的に牛をほったらかしなので人手もかかりません」

関連ニュース