【AI時代の発想術】AIの「なんだこりゃ文章」 いつかは素晴らしい小説に (1/3ページ)
IT分野の調査やコンサルティングを行うガートナー社が2021年版「ハイプ・サイクル」を発表した。新しいテクノロジーが「過剰な期待」なのか「実用的」なのかの調査で、それによればAI(人工知能)は「啓発期を迎える」とされている。
誰もがAIを使う社会の啓発が始まっているということだ。そこで今回は、身近な試みとしてAIを使いながら小説を書く方法を紹介したい。
例えばあなたが私小説を書くとする。まずはAIによる音声合成を使ってみよう。
Googleドキュメントの音声入力をクリックするとマイクが表示されるので、パソコンのマイクに向かってしゃべる。すると、その音声がテキストに変換される。
頭の中に浮かんだことを誰かに語りかけるようにしゃべれば、そのまま語り口調の文章が完成する。
最初からきちんとした文章を作ろうとは考えず、まずは流れ重視で一通りしゃべりまくってみよう。改行したり、誤字脱字を修正するのは後でいい。
次に、書いた文章をAIに分析させる。これにはユーザーローカル社の「AIテキストマイニング」というWebアプリを使う(https://textmining.userlocal.jp/)。