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【渡邉美樹 経営者目線】ワタミ「ワクチン接種で一杯無料」年内10万杯へ 10万円給付の「費用対効果」を問いたい (2/2ページ)

 一方で、コロナで深刻な影響を受けた生活困窮者は救うべきだ。しかし「本当に必要とする人」を政府は把握できていない。そのためにもマイナンバーカードで資産や収入を把握できる法律をきちんと整備すべきだ。

 こうした中でも新型コロナの「第6波」の懸念はぬぐえない。ニッポン放送の番組で ドイツ・ブッホム大永代教授で心臓外科の権威である南和友医師と電話で対談した。「第6波」について問うと、南さんは欧州の感染再拡大の現状や変異株に触れ、「必ず第6波は来る。第5波どころでない」と警鐘を鳴らした。ワクチンについても「中和抗体の量も下がってくるので、自己免疫を保つことも重要」とアドバイスされた。

 何よりも課題は、「私立病院が80%を占める中で、国が主導してコロナ専用病院をつくるべき」と語っていた。これまでの受け入れ病床確保に対する補助金についても、一部でコロナバブルがおきており、費用対効果の検証を説いていた。日本の医療界にしがらみのない南医師は、なかでも大学病院への補助金が巨額でかつ費用対効果を生んでいないと指摘していた。

 外食は「午後9時以降」や「宴会」の文化が戻りきらない。しかし、ワタミでは「ワクチン2回接種でドリンク一杯無料」のキャンペーンが今月に入り大好評で累計2万5000杯を超えた。年内10万杯を目標にする。一杯無料にすること以上に費用対効果がある。とにかく、政治家に言いたいのはこの「費用対効果」の5文字だ。(ワタミ代表取締役会長兼社長・渡邉美樹)

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