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【ネット騒然銘柄】ソフトバンクグループの決算と自社株買いで市場困惑

 株系掲示板では、当欄常連のアンジェス(4563)に関する書き込みが急増している。原因は今月5日、国産第1号として期待されていた新型コロナウイルスワクチンについて、最終段階の治験で十分な効果が得られなかったと発表したことだ。同株は昨年春にワクチンへの開発期待で株価が6倍に跳ね上がったが、その後は右肩下がりの状況が続いていた。

 掲示板には、巨額の助成金が同社に支払われていることへの批判や改良ワクチンに対する期待、大口投資家の動向予測などさまざまな書き込みが入り乱れている。中には「10年辛抱してりゃ(材料が)出るやろ」という気の長いトレーダーもいた。

 9日は、第2四半期の決算を発表したソフトバンクグループ(9984)が数千ツイートを集めるなど話題になった。決算は純損益が赤字に転落するなど不調だったが、最大1兆円の自社株買いを発表したことで「これは買いなの?売りなの?」と判断に困るトレーダーのツイートが続出している。9日の同社の株価は前日比10%超の急騰となっていることから、市場は「買い」と判断したもようだ。 (新井奈央)

【2021年11月11日発行紙面から】

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