記事詳細

【新・兜町INSIDE】今年もNISA駆け込み買い…人気2銘柄に資金流入へ 定番はJTとみずほ

 値上がり益も配当も無税のNISA(少額投資非課税制度)の新規投資枠は年120万円。毎年12月になると使い残した投資枠の消化を目的とした駆け込み的な買いが入る。個別株では、高配当の超大型銘柄の人気が高く、11月は先回り買い妙味がありそうだ。

 金融庁が10月に公表したデータでは、NISA口座の株式購入額は6月末までで9兆5860億円。3カ月で9132億円も増えた。「冬のボーナス支払いが始まる12月と新年の投資枠ができる1月は一段と買いが増えそうです」(インターネット証券幹部)

 買い銘柄にはNISA口座特有の傾向がある。

 「倒産リスクが小さく、配当利回りの高い銘柄が人気です。定番はJT(日本たばこ)とみずほフィナンシャルグループ。JTは政府系で配当利回り6%。みずほも配当利回りが5%もあり、メガバンクの安定感があります。相場が上向きの局面でもNISAのお客さんは臆病なほど保守的です」(同)

 衆院選前にNISA口座への課税発言を撤回した野党議員もいたが、投資家の気持ちを理解してほしいものだ。

 【2021年11月12日発行紙面から】

関連ニュース