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【コロナが変えた会社のカタチ】サッポロビール(上) 別部署の新たな業務に携われる制度、社員成長・イキイキ業務を実現「社内副業」 (2/3ページ)

 この呼びかけに手を挙げた本社、営業、工場部門の各社員15人でプロジェクト「カイタクスイッチ」がスタートした。スイッチは、「課題解決のカギ」という意味を込めている。出てきた12項目の案から「社内副業」の導入が決まった。

 社内副業制度を運用する人事部労政グループリーダーの小川克人さんは「経営陣が背中を押し、プロジェクトのメンバーもその期待に応えたことで、半年足らずで制度を作り上げることができた」と言う。

 応募条件は入社3年目以上の社員。現在の業務の効率化を図り、副業による増業を前提としないこと。自己成長につなげる意識があり、所属長への事前承認を得ること。時間配分は、主業務がおろそかにならないよう、就業時間の20%程度を上限とした。

 応募締め切りは10月末で、「本社管理部門の所属で、マーケティング部門を経験したいという社員もいた」(小川さん)という。

 副業を受け入れる部署は、経営戦略やマーケティング部門など現在26。「新しい発想が欲しいと思っていた」と受け入れに前向きだ。今月22日から来年2月末まで、「先行版」としてスタートした社内副業。副業を認められた社員らは今、双方の部署でイキイキと業務に励んでいる。

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