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【バフェットの次を行く投資術】世界の3割が日本に眠る天然資源とは 偏光フィルムなどのハイテク分野で幅広く活用 (1/2ページ)

 日本は「天然資源小国」であるというのはよく言われることだ。確かに国産原油比率はコンマ以下で、ほぼ100%を輸入に頼っている。天然ガスの国産比率は2%強だからまだましだ。

 また、天然ガスの自主開発比率(国際石油開発帝石=INPEXをはじめとする、海外における日本の権益による生産を含む)は約35%だ。安全保障などを考えると少々心細い限りではある。

 しかし、日本が「資源大国」である天然資源もある。それがヨウ素だ。

 世界全体の埋蔵量のうち、チリに約6割、日本に約3割が眠り、生産比率もほぼ同じとされる。つまり世界の「ヨウ素」市場は、チリと日本が支配しているといえるのだ。

 ヨウ素というとまず思い浮かぶのがうがい薬であろう。さらに、レントゲン造影剤、殺菌剤、防カビ剤の原料などに使われていることも比較的よく知られていると思う。工業用触媒や農業分野でも使用されている。しかし、さらに重要なのは、液晶パネルの偏光フィルムなどのハイテク分野で幅広く活用されていることだ。

 レアアース(希土類17元素)の埋蔵量の3分の1以上が共産主義中国に偏在する。さらにレアアースの生産は環境を破壊するため先進国の規制が厳しいことから、規制が緩やかな中国の生産シェアは世界の相当部分を占める。

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