嫉妬や怒りといった悪の部分がエネルギーとなる成功法を指南

★「非常識な成功法則」神田昌典著

2014.08.15


神田昌典(著)「非常識な成功法則〜お金と自由をもたらす8つの習慣」(フォレスト出版)【拡大】

 世間には、成功哲学を語る本があまた出版されているが、特に目を引くのが、神田昌典氏の「非常識な成功法則〜お金と自由をもたらす8つの習慣」である。著者によると、成功法則に関する本が多過ぎるため、どこから手をつけてよいかわからず、成功者のアドバイスはかえって障害になる場合がある。

 そこで8つの習慣をあげて、いかにすれば成功への道が開けるのかを教えてくれる。成功に向かうためには、まず「お金」と「心」の2軸を考える。しかし、一気にお金も心も豊かにはなれないので、最初は嫉妬や怒り、コンプレックスといった悪のエネルギーを活用してお金を稼ぎ、その上で心を磨く。

 第1の習慣では、「やりたくないこと」を書きだして、本当に「やりたいこと」をあぶり出し、目標をたてることを勧める。そして、その目標は紙に書く。脳はものすごい情報処理能力を持っており、目的意識をもって質問すれば、必要な情報を日々の活動でキャッチできる。

 それゆえ、目標を毎晩10個紙に書けば、顕在意識で忘れていても、無意識のうちに目標が実現する。特に、意識がぼやけている就寝前や起床時に目標を眺めて潜在意識にプログラミングするとより効果がある。

 5つ目の習慣では「殿様バッタのセールス」をあげる。効果的なセールスを行うには、まずお客を見極める。お客が買う気がないのに売り込みをすれば嫌われるので、いかに相手が欲しいと思うタイミングに売り込むかが大事になる。

 営業マンは相手が買う確率が高いかどうかを判断し、そうした客にだけに営業し、購入確率が低い客は、さっさと切る。「私に頼みたい人」以外は営業しないという殿様セールスの勧めである。営業では相手を説得して契約すると思いがちだが、自分にとってふさわしい客でなければ「断る」ことも必要なのだ。

 このほかにも、次々とページをめくり、写真のように書籍の重要部分を読みとるフォトリーディングの手法で必要な情報を取り出す「情報の獲得術」や「お金に対する罪悪感を持たない」というお金をコントロールするための原則をあげる。本書は人間の悪の部分が根源的なエネルギーとなり成功をもたらすなど、独自の成功法を指南している。

 【類書紹介】

 同じ著者による感情マーケティングを論じた「あなたの会社が90日で儲かる!」、近未来論を述べる「2022−これから10年、活躍できる人の条件」もある。

 ■この本のざっくりポイント
 ◯「やりたくないこと」を書きだし、「やりたいこと」を明確にする。
 ◯お金に対する罪悪感を持たず、自分の年収は自分で決め、お金が入ってくる流れをつくる。
 ◯営業では買う確率が高い客かどうかを判断し、購入確率が低い客は断ることも必要。

 ■多田文明(ただ・ふみあき) 1965年生まれ。ルポライター。自己啓発書の説く内容を実践レポートした「崖っぷち『自己啓発修行』突撃記」(中公新書ラクレ)を執筆するなど、自己啓発書ナビゲーターとして活動する。詐欺・悪徳商法にも詳しい。

 

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