心の中の思いが今の自分自身を創っている 「『原因』と『結果』の法則」ジェームズ・アレン著

2014.09.05


ジェームズ・アレン(著)「『原因』と『結果』の法則」【拡大】

 「『原因』と『結果』の法則」は100年以上前に書かれた本にもかかわらず、今もなお多くの人に読み継がれている。著者であるジェームズ・アレン(英国)の作家としての期間は、9年と短いが、その後に続く著名な成功哲学の作家たちに大きな影響を与えたといわれている。

 この世の中のすべての出来事は、何かしらの原因があって、その結果が現れるようになっており、私たちの人生もこの「原因と結果の法則」により貫かれている。行動が自らの思考から生まれるように、心の中の思いが今の自分自身を創っている。

 それゆえ、「私たちは自分自身の思いによって、自分をすばらしい人間に創りあげることもできれば、破壊してしまうこともできる」のである。私たちは、自らの内側で機能している「原因と結果の法則」を認識する必要があるという。

 私たちが今、置かれている環境は、過去の自らの考えによる行動が積み重ねられて、出てきた結果である。「心のなかにまかれた思いという種は、やがて花開き、環境という実を結ぶ。

 良い思いは、良い実を結び、悪い思いは悪い実を結ぶ」とし、もし身の回りの環境を変えたいとすれば、まず「原因」となっている自分自身の内面を改善する必要がある。私たちは環境を直接にコントロールできなくても、心を通じて間接的に統制することができるのである。

 また、人を目標に向かわせるパワーは「それを達成できる」という信念から生まれる。信念にとっての最大の敵は、疑いや恐れである。それらを排除して、目標に向かうことで、集中力とコントロールする能力を磨くことにもつながる。「あらゆる種類の価値のある達成は、努力と思いによってもたらされる王冠」なのである。

 コロンブスが未知の世界へのビジョンを抱き続け、新大陸を発見したように、私たちも気高い理想を抱き、それを心に強く抱き続けていれば、いつの日か思い描いたビジョンは現実化する。

 どうしても私たちは自らに訪れる不運さや成功しない理由を外側だけに向けて解決しようとしがちだ。しかしそれは自らの心が生み出した結果だと考えて、もっと内面の改善に目を向けて解決することの大切さを教えてくれている。

 【類書紹介】
 同種の成功哲学にはナポレオン・ヒル著「思考は現実化する」、アール・ナイチンゲール著「人間は自分が考えているような人間になる!!」などもある。

 ■この本のざっくりポイント
◯人は、自分の人格の制作者であり、環境の設計者でもある。
◯私たちは思いという道具をもちいて、自分の人生を形づくる。
◯自分こそが自分の人生の創り手である。
◯心に強く抱き続けるビジョンはいつしか現実化する。

 ■多田文明(ただ・ふみあき)1965年生まれ。ルポライター。自己啓発書の説く内容を実践レポートした「崖っぷち『自己啓発修行』突撃記」(中公新書ラクレ)を執筆するなど、自己啓発書ナビゲーターとして活動する。詐欺・悪徳商法にも詳しい。

 

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