「串カツ田中」貫啓二社長 大阪の下町の味・串カツで難局に打ちカツ (2/2ページ)

2014.10.06


大阪の味を東京に持ち込んだ「串カツ田中」都立大学店【拡大】

 2001年2月、6000万円の借入金で大阪・堀江にデザイナーズレストランを開業。余勢を駆って東京にも進出。青山に京懐石料理の店を出し、「東京カレンダー」に掲載され一気に有名店に。だが、やがて目が行き届かなくなった。

 業態転換するなど、格闘もむなしく失敗。そんな時、リーマン・ショックがきた。「正直、あの時はすべてを清算しようかと思った」。そんな2008年10月、田中さんが「串カツをやろう」と言ってきた。レシピは田中さんの父・田中勇吉さんから受け継いでいた。

 大阪の下町の味を東京へ。起死回生の賭けに出た。「といっても、今までの借入に比べれば微々たるもの。何もしないよりいいだろう」ぐらいの気持ちではじめたが、世田谷の店を見つけたとき、「これはいける!」と電気が走った。

 がけっぷちでオープンした「串カツ田中 世田谷店」は、想像をはるかに超えるヒットを飛ばす。一か八かの賭けは、勝ちと出た。「これ1本で勝負しよう」。これからも10年、20年店作りは続く。 (細見昇市)

 ■ほそみ・しょういち 1963年生まれ、京都市出身。大学卒業後、リクルートを経て93年に戦略型求人広告代理業務「キイストン」を設立。「波乱」に満ちた経営者ら2万人と会ってきた経験を生かし、人材採用コンサルタントとして活躍。当連載名もあえて「波乱万丈」とした。著書に「リクルート式 一瞬で人事担当者の心をつかむ方法」(PHP研究所)など。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。