「JPホーム」高松社長 鉄筋コンクリートで50年住み続ける家作り (1/3ページ)

★JPホーム・高松孝年社長(44)

2014.12.16


高松孝年社長(撮影・寺河内美奈)【拡大】

 英国の童話「三匹の子ブタ」で、オオカミの襲撃から身を守ったのは、時間をかけて建てたレンガの頑丈な家だった。そして現代日本では、自然災害に強く長持ちな鉄筋コンクリート製の戸建て住宅を手がける会社がある。社長は“ダメ営業マン”だった経験も生かし、「親子三代で住み続けられる家」の普及へ着々と歩みを進めている。 (中田達也)

 −−鉄筋コンクリートの戸建て専業となった経緯は

 「親会社の高松建設が建設する賃貸マンションは、ほとんどが鉄筋コンクリートを使っています。1995年の阪神淡路大震災の際、高松建設の竣工(しゅんこう)物件は現地に100軒以上あったのですが、全壊、半壊はゼロでした。そこで、戸建て住宅も頑丈なものが必要とされるのではないかと社内に住宅事業部が発足したのがきっかけです」

 −−鉄筋コンクリートの優位性は

 「あらゆる構造体の中で、一番頑丈で長持ちし、遮音性や気密性でも優れています。設計の方法によっては、津波でも唯一倒壊しない構造だといえます。崖の近くでも建築が認められていますし、竜巻で屋根が飛ばされたり、雪で倒壊したりすることもまずありえません」

 −−価格については

 「一番安いラインアップでプレハブメーカーさん並み、主力商品では、1〜2割程度高いぐらいです。ただ、親子三代で住み続けていただけるよう、50年保証を設けています。JIS(日本工業規格)の基準によると、メンテナンスをすれば130年はもつという計算なので、長く住んでいただける方が割安だという提案でもあります。一方で、工期の短縮や施工方法の抜本的な改善が今後の課題で、すでに研究開発も始めています」

 −−高松建設グループとしての相乗効果はありますか

 「グループの中に面白い会社がいくつもありますが、われわれに親和性が高い会社もいくつかあります。その一つが世界最古の法人として知られる金剛組です。本来は寺社仏閣専門なのですが、特別に戸建て住宅の和室をご用意しています」

 −−建設業界では原材料価格の上昇や人手不足という問題がありますが

 「当社も直撃を受けています。売り上げは毎年2割ぐらい上昇していますが、施工するにも現場監督の確保に苦労しています。即戦力を中途採用することは望めなくなっているので、新卒採用に力を入れています。現場監督は4、5年。設計を手掛けるのはそれ以上年数がかかるかもしれませんが、自前で育てていこうとしています」

 

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