AIIB参加の韓国“対中実利外交”は失敗が目に見えている (1/2ページ)

2015.04.17


韓国の輸出とウォン/円相場【拡大】

 韓国は中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創立メンバーとなった。韓国はどうしてこうも中国に傾斜するのだろうか。そこで思い当たったのは、韓国の対外経済関係の変化である。

 韓国経済は輸出が国内総生産(GDP)に占める比率が約5割になる。輸出のうち中国向けは25%、米国12%、日本は5%強という具合である。とすると、対中輸出はGDPの12%以上を占める。対中輸出が1割でも減ると、GDPは1%以上押し下げられる。

 もう一つ、韓国を悩ませているのは、円安である。アベノミクスで円安が進行するにつれて、韓国の輸出の伸びが下がり、ことしに入ってからは前年比マイナスまで落ち込んでいる。

 グラフを見ていただこう。輸出の増減率と円に対する韓国ウォンの相場の推移を対比させているが、見事にトレンドが一致している。これでは、朴槿恵(パク・クネ)大統領が安倍晋三首相に好感情を持たず、中国の習近平国家主席に卑屈なまでに気を使うのも無理はないとも思える。

 朴さんや韓国の産業界としては中国とは何が何でも良好な関係を築きたい。そしてAIIBがスタートした後、アジアのインフラ投資プロジェクトを受注しよう、北朝鮮のインフラ投資が進めば、韓国企業が受注を独占しよう、と皮算用しているに違いない。

 習近平氏が先の海南島での国際会議で明らかにした「一帯一路」構想では、当面のアジアインフラ資金需要の76%は中国向けというのだから、韓国としてはAIIB即対中輸出増のチャンスととらえるわけだ。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。