売り手だます業者の悪習 両手仲介を狙った「囲い込み」に注意 (2/2ページ)

2015.04.19


不動産業界にまかり通る物件仲介業務での囲い込み。問題は広がりそうだ【拡大】

 不動産を売る場合は、彼らの両手を最も警戒すべきである。見分ける方法は、売却を依頼した業者へ知り合いの別の業者から「この物件の買い手さんをご紹介したいのですが」と電話をしてもらう。そこで「話に入っています」というような対応をされると、それは囲い込みをされていることになる。知り合いの業者がいなければ、自分で業者を装って電話をしてみてもいい。

 この「両手」という悪習は、ちょっとやそっとではなくならない。多くの不動産仲介業者は、それによって経営を維持しているといってもいい。しかし、これはエンドユーザーにとって百害あって一利もない。

 改めるには、法律の改正しかないだろう。囲い込みをしたことが分かれば「半年程度の業務停止」くらいの厳罰を科すようにすべきだ。

 そもそも、普通の中古マンションの取引を行うのに、わざわざ仲介業者を入れる必要はない。ネットを使って個人が買い手を募集できるシステムを作れば、業者も仲介手数料も不要。契約書類を整える行政書士に報酬を払えばいいだけになる。

 ■榊淳司(さかき・あつし) 住宅ジャーナリスト。1962年、京都府出身。同志社大法学部および慶応大文学部卒。不動産の広告・販売戦略立案の現場に20年以上携わる。不動産会社の注意情報や物件の価格評価の分析に定評がある(www.sakakiatsushi.com)。著書に「年収200万円からのマイホーム戦略」(WAVE出版)など。

 

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