バンダイ・川口社長 日本の「おもちゃ」世界を制す 「攻めの会社」失敗を恐れない前向きの社風 (1/3ページ)

★バンダイ・川口勝社長(55)

2015.11.10


バンダイ・川口勝社長(撮影・野村成次)【拡大】

 バンダイナムコホールディングスのトイホビー事業部門を牽引するバンダイ。昨年度は売上高、営業利益ともに創業以来の最高業績を達成した。今年4月からは、3カ年の中期計画ビジョン「真のグローバル化 アジアNO.1☆欧米チャレンジ」がスタート。8月に就任した川口勝社長の指揮の下、本格的なアジア攻略が始まった。 (古川仁一)

 ──昨年は「妖怪ウォッチ」が大ヒットしました

 「昨年といかないまでも、今年の売り上げの構成比は依然として高く、ワールドワイドキャラクターとして期待していきたいと思います」

 ──ガンダムを始め、多くの定番商品が生まれてきました

 「ガンプラ(ガンダムのプラモデルシリーズ)は今年で生誕35周年です。ウルトラマンは、もう少しで50年を迎えます。まさに夢の3世代キャラクターです。おじいちゃんと孫で語り合えるわけですからね」

 「当社ではキャラクターの持っている世界観・魅力を最適な形で、商品やサービスとして提供していくことを仕組み化してきました。すでに40年ほどの実績があり、キャラクターごとの個性に合ったカテゴリーや仕様、またタイムリーな時期に商品を投入してきました。厳しい時期もありましたが、継続してきたことが強みでもあります」

 ──その中で敗者復活の社風が生まれました

 「キャラクタービジネスは非常に不安定な面があり、積極的にチャレンジし続けることが大切です。当社は“攻め”の会社だけに、前向きに挑戦したことに対して“責め”を負わせていてはチャレンジがしにくくなる。もちろん、失敗した当初は厳しい評価が下ることもありますが、致命傷にならない。次のチャンスが与えられ、そこで頑張ればいいじゃないか、そんな寛容な社風です」

 ──ご自身もかなりの損失を与えたことがあると聞きました

 「はい。誰が聞いてもビックリするぐらいの負債でした。それも続けざまに(笑)。社運を賭けたプロジェクトがうまくいかず、翌年にはある商材で大変な在庫を残しました。もし敗者復活の社風がなければ、今の私はなかったと思いますので、若い社員には失敗を恐れずにチャレンジしてほしいですね。のびのびと働ける風通しの良いグループです」

 ──4月から中期計画がスタートしています

 「前の中期計画『国内で圧倒的NO.1』において、かなりの事業部門で業界トップになれたので、目標を1つアップし、アジアでその地位を築こうということです。ガンダムの伸び率を見ても、日本よりもアジアの方が高いだけに有望な地域だと思います」

 

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