使い勝手広がる音声デジタルアシスタント

2016.05.27

Windows「Cortana(コルタナ)」
Windows「Cortana(コルタナ)」【拡大】

 当たり前の話だが、携帯電話は通話がしやすいようにデザインされている。スマートフォンの登場によって外見は一枚板のシンプルなものになったが、手でつかんで耳にあてて話をするという点では同じで、そのフィット感が使い勝手を左右する。

 もっとも、スマホは音声でコミュニケーションするだけではなく、かつてのパソコンと同様、文字や画像を使ったコミュニケーションが快適にできることも考えて作られている。すでに多くの利用者は、通話をしている時間よりも、別の方法での“会話”をしている時間の方が長くなっているはずだ。

 マイクロソフトやグーグル、アップルといったインターネットサービスを提供している各社はいま、「会話」という側面にスポットライトをあてようとしている。

 これまではスマホの向こう側に、同じようにスマホを持っている人間がいた。スマホとその関連インターネットサービスは、人間同士が対話をするための手伝いをしてきた。だが、これからは会話の「相手」が人間とは限らない場面が増えてきそうだ。

 よく知られているサービスとしては、iPhoneの「Siri(シリ)」やGoogleの「OK Google」などがある。マイクロソフトはWindowsの「Cortana(コルタナ)」にその役割を持たせ、パソコンやスマホ、タブレットなど機器をまたいでいろいろなサービスを提供しようとしている。

 たとえば、これまではホテルや飛行機の予約をするために、専用のアプリを使ったり、ウェブサイトを開いてきた。だが今後は、こうした音声デジタルアシスタントと会話することで、さまざまな選択肢や解が得られるようになる。

 その方法も、テキストはもちろん、電話でアシスタントと会話しているかのような流れの中で思ったことができるようになる。通話を前提に作られていた携帯電話への先祖返りといってもいい。

 ただ、こうしたアシスタントが有効に機能するためには、普段からの育成が必要だ。自分の情報や操作の履歴を預け、それがビッグデータとして扱われることを許容しなければならない。個人のプライバシーを確保しつつ、それをどこまで許していくかが、今後の重要な課題となっていくだろう。 (山田祥平)

 

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