技術力と消費者ニーズのバランス注視 日立『真空チルド 野菜を眠らせる冷蔵庫』 (1/2ページ)

2016.07.05

新製品R−X7300Fの新鮮スリープ野菜室
新製品R−X7300Fの新鮮スリープ野菜室【拡大】

 技術先行で商品開発を行うことを「プロダクトアウト」、消費者のニーズから始めることを「マーケットイン」という。前者の場合、新たな機能を付け加えることが中心となり、ややもすると「こんな素晴らしい機能があるのに、なぜ売れない」となる。技術力に自信のある企業ほど、陥りやすい。

 「かつて日立もそうだった」と、商品戦略本部冷蔵庫・調理商品企画部、南雲博文さんは言う。『真空チルド 野菜を眠らせる冷蔵庫』の開発は、2011年から始まった。大ヒットした真空チルド機能をどう発展させるか検討する中で、アイデアは生まれた。

 「真空チルド」とは、真空保存で酸化を抑える独自技術だ。さらに、炭酸ガスを入れると肉や魚など生鮮食品の保ちが良くなることが分かり、庫内で炭酸ガスを発生させる「スリープ保存」技術が生まれた。

 これを応用し、野菜室という発想が浮かぶ。炭酸ガスが多いと野菜は呼吸をとめ冬眠状態になり、老化の原因となるエチレンガスの発生が減少するのだ。

 しかし、野菜から発生した水分の結露に悩まされる。技術陣は苦しみ、一時は「製品ができないかも」というところまで追い詰められた。1年半かかり、結露を集中させ、アルミ板と加湿フィルターを張り合わせた「うるおいユニット」で吸収および蒸発させて外に出す技術を開発する。

 

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