移住を考えたなら(2) 暮らしを描き物件探し

★移住を考えたなら(2)

2016.07.14

山梨県北杜市の県立八ヶ岳牧場。移住したらこんな光景も日常のものに
山梨県北杜市の県立八ヶ岳牧場。移住したらこんな光景も日常のものに【拡大】

 自治体の移住相談窓口には、「住まい」に関する内容が最も多く寄せられている(総務省、2015年度)。

 地方では、同じ市町村内でも駅前のマンションがあるエリアから田園エリアまでと、居住環境に大きな違いがある。場所によっては、車の有無などが関係してくる。また、慣れた場所と思っていても油断は禁物。長年、空き家だった自宅に戻ったものの、断熱のない古い家の寒さに耐えられない上、過疎が進んで友人も戻らないため、数年間で、以前の住まいに戻った人もいるからだ。

 移住前には、具体的な暮らしを思い描いてから住まいを探したい。町の中で普通に暮らすのか、家庭菜園でよいのか、本格的な農業をやりたいのか。周囲に同年代の人がいるか、など。賃貸から始める方法やお試し住宅でじっくり調べる方法もある。

 長野県駒ケ根市は、2011年から昨年までの間、相談窓口を通して移住した人が74世帯180人に上る。田舎暮らし駒ヶ根推進協議会という団体が、中古住宅や土地、賃貸物件を紹介。賃貸は3万円程度から。移住者が多く暮らす公社が分譲する土地もある。

 山梨県北杜市は清里を抱える人気のエリアだ。昨年の移住者は、自治体が把握するだけでも約200人。賃貸住宅からスタートする移住者が少なくないが、市内に民間アパートが限られる。移住相談窓口では市営住宅などを紹介している。市営住宅の家賃は3DKで1万7000円から。ただ、市営住宅は人気。部屋が空くまで待っている人が少なくないことを知っておきたい。

 ところで、移住先の住まい探しといえば、「空き家バンク」が思い浮かぶ。だが、移住先として人気のある自治体の担当者は「うちの空き家バンクは、人気のない物件ばかり」と話す。この自治体では、物件情報を待つ人が20人ほどいる。よい物件が出ると、情報公開前に、待っている人たちが賃貸や購入を決めてしまう。移住前に人間関係を作り、早い段階から情報を入手する人もいる。 (不動産・住生活ライター 高田七穂)

 

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