麻生財務相の発言に波紋 証券マンより“やばい”のは銀行マン (1/2ページ)

2016.09.08

連載:経済快説

発言がたびたび波紋を広げる麻生財務相
発言がたびたび波紋を広げる麻生財務相【拡大】

 麻生太郎財務相は8月30日の会合で「なんとなく債券、株に投資するのは危ないという思い込みが(国民に)ある。あれは正しい。われわれの同期生で証券会社に勤めているのは、よほどヤバイやつだった」と述べた。言葉通りに意味を取ると、証券会社の社員を「ヤバイやつ」だと言っているわけで、彼の立場を考えると不穏当な発言だ。

 何がヤバイと言っているのだろうか。

 報道によると、彼は、「証券会社でほぼ詐欺かその一歩手前のようなことをやり、『あんなやくざなものは辞めろ』と親に勘当されたやつがいるぐらいだ」「怪しげな商売といえば、不動産と証券だった」といい、「昭和30年代、40年代に学生だった人は誰でも知っている」とも語ったという。

 発言をつなぎ合わせて意味を取ると、証券会社の社員は詐欺まがいのことをするので、彼らを相手に、債券や株式に投資するのは危ない、と言っているかのようだ。

 例によって、一言多いのか、あるいは言葉足らずなのか、判然としない暴言ぶりだが、さて、われわれは発言をどう受け止めたらいいのか。

 麻生氏は証券業界を監督する金融担当大臣でもあるので、証券マンを「ヤバイ」「怪しげ」と呼び、債券や株式への投資を「危ない」という発言は、形式的にはかなりまずい。証券会社の名誉を損なうとともに、投資勧誘の邪魔をしているようにも聞こえる。「大臣、困ります」と証券業界に言われた場合、「すまん」というぐらいは謝る必要があろう。

 

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