イトーヨーカ堂閉店ラッシュでドンキの笑いが止まらない! 居抜き物件を続々入手し、年商1兆円にジワリ… (1/3ページ)

2016.10.02

ドンキホーテホールディングスの売上高と店舗数
ドンキホーテホールディングスの売上高と店舗数【拡大】

 イトーヨーカ堂やユニーといった総合スーパー(GMS)の相次ぐ閉店ラッシュを好機ととらえ、“虎視眈々(こしたんたん)”と閉鎖物件を狙うのが、ディスカウントストア大手のドンキホーテホールディングス(HD)だ。業績不振で撤退した店舗を改装して入居する「居抜き」と呼ばれる手法でローコストの出店を果たしつつ、独自の商品展開で集客力を強化し、売上高や利益を伸ばしている。中期的な目標とする平成32年度までの売上高1兆円、店舗数500店の達成に向け、閉鎖店舗を飲み込みながら再生し、成長していく同社の今後の動きに注目が集まっている。

 「われわれにとってまさに千載一遇のチャンスが訪れている。いろんな会社から直接、居抜き物件の相談は毎日のようにひっきりなしにある」。ドンキホーテHDの大原孝治社長はこのように“うれしい悲鳴”をあげる。

 消費者の嗜好の多様化や専門店の台頭もあって、食品から衣料品、雑貨など幅広くそろえるGMSは各社とも苦戦が続いている。

 閉鎖店舗の地主や、撤退による市街地の空洞化を嫌う地域住民などにとって、跡地に出店するドンキは引っ張りだこだ。かつては深夜営業が地元住民から敬遠され、出店反対運動が起きたこともあったが、隔世の感ともいえる。

 ドンキは28年6月期に過去最高の40店を出店した。8割にあたる32店は閉鎖店舗を改装した居抜き物件だった。ドンキの入居前は、GMS、パチンコ店、専門店、家電量販店など多種多様な店舗が並ぶ。27年5〜6月に約60店の不採算店を閉店したヤマダ電機の店舗だった場所も含まれている。

 

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