いろいろな「当たり前」持ち込んだiモード 出荷終了…販売も

2016.11.08

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 ドコモがiモードケータイの出荷を終了、在庫限りで販売を終了するという。だからといってiモードのサービスがすぐになくなるわけではないし、らくらくホンのiモード版も当面の間は出荷が継続されることになっている。

 iモードのサービスが始まったのは1999年のことなので、すでに17年が経過している。その対応端末がなくなるというのは、やはり、大きな節目ではある。

 iモードがもたらした功績は、手のひらの中に収まるコンパクトな端末を、インターネットにつないだことだ。それにより、世界中のウェブサイトを誰もが気軽に見ることができるようにしたことも大きい。「パケット」なんて専門用語を一般の人が普通に使うようになったのも、iモード以降のことだ。

 当時、「近い将来、満員電車の中のほとんどの乗客が端末の画面をのぞきこむようになる」と言ったら笑われたものだが、実際に今は、それが普通の光景だ。

 だが、iモードの最も大きな功績は、メールの新着を確認する作業は必要なく、届いたらすぐに端末に通知されるということを知らしめた点だ。端末が常時インターネットにつながっているというiモードの感覚は、使うときだけ電源を入れていた当時のパソコン利用者には、理解しづらかっただろう。いつも着信を待ち受けている電話を利用する形で始まったiモードだからこそできた芸当だ。

 iモードは、「勝手サイト」と呼ばれるドコモ非公認のサイトを許容するオープンな姿勢の一方で、閉じた空間にユーザーを囲い込む有料のコンテンツサービスモールとしても機能していた。有料のコンテンツ事業者とサービス契約したものの、使わないでずっと料金を支払い続けたという経験のある人も少なくないだろう。

 いい意味でも、悪い意味でも、iモードは、携帯電話の世界にいろいろな「当たり前」を持ち込んだ。そして今、携帯電話はスマートフォンの世界に移行し、いまなおスマホを拒み続ける人たちを待っている。そういう人たちにとって、iモードケータイの出荷が終了するということは、いま使っているケータイが壊れたら、もう次はないということでもある。そろそろ覚悟が必要なときかもしれない。 (山田祥平)

 

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