造幣さいたま博物館、戦中の陶貨から戦後の穴あき10円貨幣まで

2016.11.15

「造幣さいたま博物館」
「造幣さいたま博物館」【拡大】

 10月に造幣局とともにさいたま新都心に移転した「造幣さいたま博物館」。ここではオカネの価値の「重さ」を体感できる。

 入り口近くにあるのが各貨幣が多数入った布袋。持ち上げると5円玉4000枚で15キロ、100円玉同数だと19・2キロもある。そばに江戸時代の千両箱のレプリカも飾られ、これも慶長小判1000枚分で約20キロ。どれもずしりとする重量感だ。

 貨幣の歴史展示で懐かしいのが、わが国初の記念貨幣だった1964年東京五輪時の1000円硬貨。祖父がわざわざ申し込んで購入し、重厚な箱入りだったのを見せられた思い出が蘇る。富士山と桜が描かれていたのは記憶通り。貨幣以外にも勲章なども造幣局で製造されるという。

 東京五輪の入賞メダルも展示される。これも造幣局製だとは初めて知った。太平洋戦争末期、貨幣材料の調達難により製造された粘土と長石を主原料とする陶貨幣も見られる。愛知・瀬戸や佐賀・有田で製造されたそう。また戦後、日本では産出しないニッケルを使用し、素材使用量の節約や偽造防止のために、穴あきで製造し、結局は使われなかったというまれな10円貨幣は見ものだ。 (矢吹博志)

 ■「造幣さいたま博物館」(埼玉県さいたま市大宮区北袋町1の190の22)入館無料 平日9〜16時30分(入館は16時まで) ただし11月中は土・日・祝日を含め無休。

 

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