人生100年時代の老後 副業や退職後の次の仕事、複数の仕事力が必要 (2/2ページ)

2017.01.05

元気な高齢者が増えている(一部画像処理、写真と本文は関係ありません)
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  • <p>リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略』(池村千秋訳、東洋経済新報社)</p>

 さて、20歳前後から65歳になるまで45年働いて、その後35年間を働かずに老後として暮らすということになると、端的に言ってお金が足りない。例えば、現役引退を10年延ばして75歳として、想定する老後期間を25年に短縮できれば、老後期間に対する現役期間が約1・3倍から2・2倍に延びるので、経済的な備えはかなり楽になるはずだ。

 しかし、現役期間を10年延ばすには、個人の側で、体力の強化とともに新しい仕事への適応力を高める努力が必要だ。

 また、1つのビジネスがより長い期間ずっと有効であるとはかぎらない。加えて、個人と会社・仕事との相性の問題もある。個人の側では、これまで以上に複数の働き方の可能性を準備しておくことが必要になるはずだ。職業人生の後半に入ったら、副業や退職後の次の仕事への準備などを進めておくべきだろう。

 金銭面では、当面、寿命延長のリスクへの備えとして、公的年金の受給をなるべく遅らせることが有効だ。現在、65歳からの支給開始を70歳まで伸ばすことで年金額を42%増やすことができる。働き続けるなり、蓄えを早めに取り崩すなりして、受給開始を遅らせるといい場合がある。

 制度面では、確定拠出年金の加入年齢の引き上げや、解雇の金銭解決ルールとセットにした企業の定年廃止などが望まれる。 (経済評論家・山崎元)

 

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