AIに投資運用を任せられるか 大規模で継続的な成功を得ることは困難 (1/2ページ)

2017.02.02

自動車の世界でもAI搭載車両の開発が進んでいるが…(ロイター)
自動車の世界でもAI搭載車両の開発が進んでいるが…(ロイター)【拡大】

 囲碁のトップ棋士がコンピューター・プログラムに敗れるなど、人工知能(AI)が話題を集めている。今後、医師や弁護士のように、これまで「知的」とされてきた職業がAIによって置き換えられるのではないかといった議論もある。

 それでは、投資の世界は、どうなのだろうか? 例えば、ファンドマネジャーという職業はAIに置き換えられるのだろうか。個人投資家はAIに運用を任せるようになるのだろうか。

 まず、現在、個人向けに商品化されている、通称「ロボ・アドバイザー」は、フィンテック(金融テクノロジーの意味)の名に値しない粗末な物だ。幾つかの質問に答えると最適な運用をアドバイスするが、出来の悪いFP(ファイナンシャル・プランナー)の提案をプログラム化した程度のものに過ぎない。筆者は「ボロ・アドバイザー」と呼んでいる。悪い金融マンのアドバイスのままに売買するよりは、支払う手数料が安く済むという程度のものだ。

 この分野のプログラムは、まだまだ改善可能だと思われるが、そもそも、個人投資家が正しい運用理解を持つと、AIを使うまでもなく、自分で判断する方が自分に合った運用を行うことができる。

 より興味深いのは、AIによる運用が、市場の平均的なパフォーマンスを上回ったり、リスク・ゼロで金利よりも有意に大きな利回りを稼いだりするようになるのかだ。

 筆者は、小規模な成功は今後大いにあり得るけれども、特定のAIプログラムとその利用者が、大規模かつ継続的な成功を得ることは難しいのではないかと考えている。

 

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