日本の環境「窓」から変える 課題解決には基準作りが不可欠

2017.02.14

橘重行さん
橘重行さん【拡大】

 橘重行(たちばな・しげゆき)さん(68)は大手建材メーカーに入社後、シンガポールに赴任。現地会社の設立に関わり、社長に就任しました。1992年に帰国しましたが、自由に采配できたシンガポール時代とは違って、日本では不自由さを感じることが多く、もんもんと過ごしていたそうです。

 「自分はもともと商売人の家の生まれです。定年までこんな風に過ごすなら自分で商売したい、と思ったのです」(橘さん)

 橘さんは、44歳の時に退社してシンガポールに戻り、不動産投資、高性能窓製造、オフィスインテリアの設計施工などの事業を始めました。

 その後、現地の建材メーカー時代の知り合いから相談を受け、2009年から「テクノフォルム バウテック ジャパン」の代表取締役となり、高断熱窓の開発と普及に努めています。

 「日本では窓の結露に悩む家庭が多いですよね。しかし、欧州ではほとんど結露はありません。なぜなら、日本基準より高性能の高断熱ガラス・サッシが使われているからです」

 橘さんは日本の窓の性能を国際基準並みに引き上げることにより、結露にとどまらず、ヒートショックやエネルギー問題など、さまざまな課題の解決に貢献できると言います。そのためには基準作りが不可欠で、行政への働きかけや啓発が必要と橘さんは考えました。そこで2015年に、一般社団法人「パッシブウィンドウジャパン」(https://www.facebook.com/pwj14/)を立ち上げ、代表理事に就任しました。

 「自分のやりたいことをやらないでどうする、ってことですよね」と語る橘さんらの活動により、行政サイドにも動きが見られるとのことです。 (取材・構成 藤木俊明)

 ■片桐実央 起業コンサルタント、行政書士、FP、銀座セカンドライフ代表取締役。著書に『「シニア起業」で成功する人・しない人〜定年後は、社会と繋がり、経験を活かす〜』(講談社)。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。