オフィスの風景の変化…「三菱一号館歴史資料室」で味わえる変革の激しさ

2017.02.21

三菱一号館歴史資料室
三菱一号館歴史資料室【拡大】

 オレンジ世代の諸賢がかつて在籍した会社を今のぞいたら、喫煙ルームは無論、1人ごとの席もなくなっていたりして「浦島太郎状態」かも。オフィスなるものが誕生した頃からその風景はどう変化したのかと思い訪ねたのが「三菱一号館歴史資料室」だ。

 明治時代、旧同館建設当初の事務所空間を再現するスペース。意外だったのは当時から昭和の日々まで、その風景はかなり連続性があるのが知れたこと。往時の重役室棚には、インク壺に浸す型のペン、半円形のインク吸い取り機が鎮座する。昭和30年代まで小さな会社を経営していた筆者の祖父の事務机風景とそっくりなのに気づく。

 1894年、同ビルが竣工(しゅんこう)した時代を再現する40分の1模型もある。1階の銀行をのぞくと執務机には紙帳簿が多数立てかけられる。これもファイルをデスクで膨大に管理した筆者自身が勤務した昭和の頃のオフィスと相違ない。

 窓口で事務員と客が相対するミニチュア模型も見える。幼児を連れた母親がそれを指し「昔は窓口でしかお金の出し入れできなかったのよお」と教えるが、子供は何のことかわからぬ風情。この数十年の変革の激しさを改めて思う。 (矢吹博志)

 ■「三菱一号館歴史資料室」(東京都千代田区丸の内2の6の2)入館料無料 10〜18時 月曜日(ただし隣接の美術館展覧会期中の祝日、会期最終週は開館)、年末年始休館、臨時休業あり

 

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