パナ、中韓勢との価格競争激化で秘策は…印で家電の現地生産強化 日系メーカーは次々撤退

2017.03.03

パナソニックのインド生産拠点「テクノパーク」で、エアコンの製造に当たる従業員=2016年12月、北部ハリヤナ州ジャジャール(共同)
パナソニックのインド生産拠点「テクノパーク」で、エアコンの製造に当たる従業員=2016年12月、北部ハリヤナ州ジャジャール(共同)【拡大】

 パナソニックが、インドで家電製品の事業拡大に乗り出している。インドでは採算悪化などから日系家電メーカーが次々と撤退し、事業展開をしている主要企業はパナソニックと日立製作所、ソニーの3社のみ。地元企業に加え、中国、韓国勢との価格競争が激しさを増すなか、現地生産体制を強化して巨大市場でのシェア拡大を狙う。

 首都ニューデリーから車で約2時間。北部ハリヤナ州ジャジャールにパナソニックの現地生産拠点「テクノパーク」がある。約30万平方メートルの広さがあり、敷地内の工場ではエアコンや洗濯機が次々とつくられていく。

 同社は、ここに約1万4000平方メートルの新たな工場を建設し、冷蔵庫の生産に着手する。11月に稼働し、2018年4月から販売を始めたい考えで、エアコン、洗濯機を合わせた「三大白物家電」の現地生産から販売までの体制を整える。

 インドでは電力事情の悪さなどから冷蔵庫の普及率は2割程度だが、7%台の高い経済成長によって購買層が拡大し、毎年10%程度の市場拡大を見込む。インドの冷蔵庫は1ドアタイプが多いが、今後は2ドアの省エネタイプが主流となると予想し、3万〜5万ルピー(約5万〜8万4000円)の中高級価格帯に狙いを定める。

 パナソニックによると、市場規模は1兆2000億円に上るが、冷蔵庫市場では韓国のLG電子とサムスン電子、インドの家電大手2社で9割を占めており、切り崩しは容易ではない。パナソニックは、南部バンガロールに開発拠点を新設するほか、設計部門も強化して現地化を進める方針だ。

 このほか、今年1月下旬には洗濯機で14機種の新型モデルを発売し、エアコンも新製品を投入するなど、家電市場での攻勢を強めている。

 テクノパークのサウラブ・ラワット工場長は「現地のニーズをいかに早く製品に反映させるかが重要。インドでのブランドの地位を確立したい」と意気込みを示した。(ジャジャール 共同)

▼簡単登録の『プッシュ通知』始めました。詳しくはこちらへ

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。