転職を困難にする「会社依存」 ポータブル・スキルが低い日本の労働者 (1/2ページ)

★〈展望編〉17年3月

2017.03.29

高齢者(60歳以上男女)の「就労の継続を希望する理由」の国際比較調査(内閣府「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」2015年より)
高齢者(60歳以上男女)の「就労の継続を希望する理由」の国際比較調査(内閣府「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」2015年より)【拡大】

  • <p>最低賃金額(時給)の国際比較</p>

 「生涯現役」を目指す人々が増えているが、その内実は様々だ。高齢者就労の実態と、そこから浮かび上がる問題点を考える。

 ■高齢者就労の現実

 高齢者の体力向上や寿命更新などから、「元気な高齢者には働いて社会の支え手となってもらおう」という動きが近年加速している。高齢者自身の就労意識も高く、高齢就業者数は12年連続で増加。昨年の総務省発表は約730万人で、過去最多となった。

 この傾向は、高齢者の生きがいや健康維持という点からも好ましく感じられる。だが、「続・下流老人」(朝日新書)の著者で社会福祉士の藤田孝典氏は、「日本の高齢者には働かざるを得ない現実があるからだ」と指摘する。

 その理由として藤田氏は、(1)下がり続ける年金受給額(2)上がり続ける介護保険料(3)上がり続ける生活費−の3つを挙げる。お金の問題が日本の高齢者を不安にさせ、働かなければいけない状況に陥れているというのだ。

 内閣府が行った国際比較調査結果でも、就労の継続を希望する理由として、ドイツ、スウェーデンの高齢者は「仕事そのものが面白いから、自分の活力になるから」を働く一番の理由に挙げているのに対し、日本の高齢者は「収入が欲しいから」が最も多く、アメリカに次いで2番目に高い割合だった。

 

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