東京都荒川区に「吉村昭記念文学館」オープン 妻への手紙に「文学は戦い」と決意

2017.04.25

吉村昭記念文学館
吉村昭記念文学館【拡大】

 記録文学「戦艦武蔵」などで知られる作家、吉村昭氏の記念館が今年3月、生誕の地、東京都荒川区にオープンした。

 元メッキ工場や団地のあった広大な敷地に荒川区が中央図書館などと併設して建てた施設「ゆいの森あらかわ」内の一角。都電荒川線の荒川二丁目から徒歩1分の距離なので都電で赴きたい。

 まず目を引くのは作家の書斎を復元したスペース。資料を多く利用する小説を執筆したので机は2メートル60センチの長さだった。それを原寸で再現する。

 周囲の書棚にはずらっとその蔵書が並ぶ。「長崎市史」などは小説執筆用の資料だろうが、なぜか塩月弥栄子著「お金冠婚葬祭 いざというときいくら包むか」まで並び、作家の頭の中をのぞき込む楽しさ。

 妻の津村節子氏に出した手紙の数々も展示される。初めて週刊新潮から依頼が来た際には、うれしさのあまり美容院に行っている妻に宛て「早くセットして帰ってこい」と書き送る。修業中に出した文中には「僕はやります」「文学は戦いです」と決意を語り、先輩同僚作家たちの文体を論じる。館内では7月23日まで、開館記念企画展「映像化された吉村作品の世界」(17時まで)も開催中。 (矢吹博志)

 ■吉村昭記念文学館(東京都荒川区荒川2の50の1荒川区立ゆいの森あらかわ内、(電)03・3802・4976)9時30分〜20時30分 入館無料 毎月第3木曜日・年末年始・特別整理期間は休館

 

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