あの「大宅壮一文庫」が運営危機 来館者減少で赤字、ネットの資金調達で生き残りに奮闘 (1/2ページ)

2017.05.30

ネット社会のあおりを受け、利用者が減っている大宅文庫=東京都世田谷区
ネット社会のあおりを受け、利用者が減っている大宅文庫=東京都世田谷区【拡大】

  • <p>明治・大正期の貴重な雑誌群を紹介する大宅文庫の鴨志田さん</p>

 日本有数の雑誌や文献を所蔵する東京都世田谷区の「大宅壮一(おおや・そういち)文庫」が運営の危機に直面している。インターネットの普及で利用者数が減るなか、クラウドファンディング(ネットによる資金調達)など生き残りに奮闘する現場を直撃した。

 『安倍晋太郎氏令息と森永製菓社長令嬢の結婚』(「週刊文春」1986年11月6日号)という記事では、現首相夫妻が《目下アツアツのお二人》と評され、《「政治家の女房なんて、今どきの女の子の人気は最悪。誰も来てくれない」》と安倍晋三青年のボヤキを伝えている。

 『ボイン路線に異変あり。ことしのクラリオンガールは80・58・80。ちょっぴり細めの台湾系』(「週刊朝日」87年8月14日号)という記事では、民進党の蓮舫代表のタレント時代を紹介。水着姿の写真とともに《「知的な雰囲気」だが「バストは控えめ」》としている。

 ネットでググってもみつからない週刊誌のバックナンバーや明治・大正期の希少品、国会図書館、都立図書館、発行元ですら所有していない資料も所蔵しているのが大宅文庫だ。

 「一億総白痴化」の流行語で知られるジャーナリスト、大宅壮一の蔵書コレクションをもとに1971年に設立。施設の一部は大宅の自宅の書斎と書庫を活用している。入館料を払えば週刊誌、専門誌など78万冊から一定冊数を閲覧できる。

 「設立時点でも来館者が多かったわけではない。転機は75年だった」と話すのは同文庫事業課主事の鴨志田浩さん。「ロッキード事件の際に作家の立花隆さんが大宅文庫を利用して取材したことが知られてから、来館者が徐々に増えてきた」という。

 

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