岡山県倉敷市(1) 美観地区に「知恵と資金」を投入 『三井不動産』に妙味

★岡山県倉敷市(1)

2016.04.01

照明デザイナー・石井幹子さんがプロデュースする建物のライトアップ
照明デザイナー・石井幹子さんがプロデュースする建物のライトアップ【拡大】

 前回は岡山県岡山市が岡山城などの観光資源を地方創生の柱にしようとしていることを紹介したが、実は県内には強力なライバルが存在する。倉敷川畔に広がる美観地区を持つ倉敷市である。2014年の観光客数は県全体で1422万人。そのうち美観地区が約307万人、後楽園・岡山城周辺が202万人である。

 市の重要な観光資源である美観地区には多くの知恵と資金が投入されている。例えば美観地区の周辺施設の多くは午後5時を過ぎると閉館するため、観光客は夕方には引き上げてしまい、滞在に結びつかないという課題があった。知恵を絞った結果、照明デザイナー・石井幹子さんがプロデュースする建物のライトアップが実現し、美観地区近辺に宿泊する観光客が増加した。

 市の地方創生計画である「倉敷みらい創生戦略」の基本目標の一つ「ひとを惹きつけるまち倉敷」にも、美観地区を磨き上げようという姿勢がうかがえる。「誘客拡大のための観光力強化」の項目では美観地区の整備を真っ先に挙げ、電線類の地中化エリアを拡大することで景観を向上させたり、美観地区内の路地奥の魅力を高めることで観光客の回遊性を高めることをうたっている。

 さらに、総理大臣の認定を得た「倉敷市中心市街地活性化基本計画(新計画)」では、計画区域をJR倉敷駅周辺の約175ヘクタールと定め、美観地区を含めた。国の支援によって計画区域の整備が進めば美観地区の競争力がさらに高まり、観光客が増え続け、周辺の商業施設にもお金が落ちるという好循環が見込まれる。

 そこで早摘み銘柄は、新計画区域内にあり、最も恩恵を受けそうな三井アウトレットパークを開発した三井不動産(8801)。 (山本信幸)

 

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