茨城県笠間市(2) 「笠間焼」陶芸家育成を支援 観光客増で伸びそうな『ホリイフードサービス』

★茨城県笠間市(2)

2016.05.27

県立笠間陶芸大学校
県立笠間陶芸大学校【拡大】

 茨城県笠間市では地域資産である笠間焼を地方創生の柱の一つに据え、窯元や作家に対する支援を行っている。だが一方で、「自由な作風が産地の特色であるため、十分な経験を積まないまま独立する作陶家が多く、産地全体の技術レベルの低下が危惧されている」という課題もある。

 そこで県と市では、県工業技術センター窯業指導所の名称や授業内容を変え4月7日、県立笠間陶芸大学校として開校した。1950年に開所した指導所ではろくろの技術習得に重点を置き、無料で研修生を受け入れ、陶器の基本的な制作技法を教えてきたが、体系的な教育が行われていないという反省があった。

 大学校では入学料も授業料も必要だが単なる技術指導ではなく、陶芸を基礎から学べるカリキュラムを組み、一線で活躍する陶芸家2人を特任教授として迎えて表現力の教育にも力を入れる。2016年度は12人が入学した。

 それに先立ち、県と市は「陶芸国際都市 笠間推進特区」の申請を行った。大学校は少数精鋭によるきめ細やかな個別指導と自由度の高いカリキュラムを実施するため定員を20人としているが、学校教育法で定めた専修学校の最低基準は40人だ。そこで特区指定によって例外扱いを求めたわけだが、文部科学省は「認めない」という回答だった。

 それでも県と市では、主に他県から学生を迎え、陶芸家として育っていくまで継続的に支援するという。それが人口減少への対策の一助にもなると考えている。

 そこで早摘み銘柄は、隣の水戸市に本社を置き、北関東を中心に飲食チェーンを展開するホリイフードサービス(3077)を推す。笠間焼の求心力で学生や観光客が増えれば業績が伸びそうだ。 (山本信幸)

 

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