奈良県橿原市(1) 観光客に電気自動車貸し出しサービス 圧倒的優位な『日産自動車』

2016.06.17

超小型モビリティ(2人乗り電気自動車)
超小型モビリティ(2人乗り電気自動車)【拡大】

 地方創生の重要な取り組みの一つに「観光」を据える市町村は多い。奈良県橿原(かしはら)市も基本目標に「新たな人の流れや交流を増やす」という項目を設け、橿原の魅力を広く発信し、観光客を増やすことを目指している。

 市が持つ観光資源の強みは、隣接する桜井市や明日香村も含めた一帯が飛鳥・藤原京と呼ばれた宮都であり、「日本国」誕生の地であるという“濃い歴史”があることだ。

 奈良県、橿原市、桜井市、明日香村で構成する世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会では「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」を世界遺産に登録するための運動を行い2007年1月、世界遺産候補として文化庁からユネスコに推薦された。

 さらに市と高取町、明日香村は文化財を積極的に活用して地域の振興を図る「日本遺産」の申請を文化庁に行い、15年4月、「女性たちが活躍した軌跡で語る飛鳥時代の新たな物語『日本国創成のとき−飛鳥を翔(かけ)た女性たち−』」というストーリーが認定を受けた。日本遺産認定では、文化財を通じて地域の歴史的魅力や特色を伝えるストーリーが重視されるのである。

 しかし観光客がストーリーをたどるためには長い距離を移動しなければならない。そこで市は超小型モビリティ(2人乗り電気自動車)を貸し出す「MICHIMO」というサービスの社会実験を始めた。

 観光客は市内の近鉄橿原神宮前や明日香村の近鉄飛鳥駅に隣接する「MICHIMOステーション」で借りることができる。環境に優しい電気自動車は観光地にふさわしい。

 早摘み銘柄は超小型モビリティを開発した日産自動車(7201)。日産に並ぶ電気自動車技術を持つ三菱自動車工業を傘下に収めたことで、この分野で圧倒的優位に立った。  (山本信幸)

 

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