波乱局面でも儲けを狙える“堅調銘柄”に着目

2016.07.08

連載:株式フジ

 東京市場は再び欧州のとばっちりを受けて波乱に巻き込まれています。EU(欧州連合)離脱支持が過半数となったイギリス国民投票のその後の動きとしては、キャメロン首相の後任を決める与党・保守党の党首選挙が5日に1回目の投票が行われ、残留支持のメイ内相が過半数の票を獲得しました。もしかすると、今後「残留支持」の流れになり金融市場の落ち着きを促す動きになるかもしれません(国民投票に拘束力はない)。

 半面、ハンガリーで中東などからの難民の受け入れを巡り、EUの政策の是非を問う国民投票を10月に行う見通しとなるなど反EUにつながる動きが表面化しています。さらには多額の不良債権をめぐる懸念からイタリアの銀行株が急落するなど、イタリア経済の金融基盤が揺らぎ、他のEU加盟国に混乱が波及する恐れも出始めています。

 EUでもっとも力を持つドイツにおいても主力銀行のドイツ銀行株の下落が止まらず、金融に関する不安が高まっています。他方、世界各地でのIS(イスラム国)によるテロも止む気配がありません。

 このような中では、資金の逃避先として「円」が買われるのが定石です。今回もそれに沿った動きで円が買われ、急激な円高となっています。自動車をはじめとする日本の輸出型企業の業績懸念につながり、日経平均も下落しています。当欄では早くから徹底した「内需株」、「ディフェンシブ株」へのシフトを提唱してきました。先週取り上げた2銘柄も「エムスリー(2413)」が6月30日終値3550円→7月4日高値3750円まで買われ、「スタートトゥデイ(3092)」も同5380円→同5680円まで上昇しました。この相場の中では上出来だと思います。

 波乱の目が次から次へと出てくる中では、引き続き「内需株」「ディフェンシブ株」、加えてこんな中でも株価堅調を継続している銘柄に着目していくことになります。どんな局面でも儲けを狙うのですから、できるだけ「波乱」と関わりの少ないところに目を向けるのです。

 牛丼の『すき家』を運営する「ゼンショーホールディングス(7550)」、衛生具大手の「オカモト(5122)」は直近、年初来高値を更新してきた銘柄です。このほかこの夏の猛暑メリットが期待される飲料大手の「伊藤園(2593)」も高値圏をキープする動きです。投資資金(=投資家の関心)はできるだけ売りが少なく、値動きが軽い銘柄に集まることになるでしょう。 (株式ジャーナリスト・天海源一郎)

 

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