青森県八戸市(1) 「中核市」に認定、経済活性化へ

★青森県八戸市(1)

2016.08.19

中核市になることを知らせる看板
中核市になることを知らせる看板【拡大】

 前回取り上げた青森県階上(はしかみ)町は、隣接する八戸市(人口約23万人)を中核とした八戸広域圏に含まれる。八戸広域圏は他に南部町、五戸(ごのへ)町など計7町村で構成されている。

 八戸市に対する広域圏内町村の依存度は高く、階上町では入院を必要とする患者の約97%が同市内の病院で治療を受け、南部町の人の約89%は買い物を市内の商店で済ます。

 東北新幹線八戸駅に降りた観光客には、八戸市の繁華街はかなり遠く感じる。JR八戸線に乗り換えて2駅目の本八戸駅まで行き、さらにタクシーで5分ほどかかるためだ。だが、車で移動することが当たり前の同市民や周辺町村の住民は、その距離をあまり不便とは感じていないという。

 そこで市は広域圏からより多くの人に来てもらい、地域経済を活性化させ、定住人口を増やすために「中核市」の指定を総務省に申請し、認められた。

 中核市は、人口20万人以上の都市に道府県の事務権限の一部を移譲する制度。例えば民生行政では保育所、障害福祉サービス事業者、介護サービス事業者の許認可・指導・監督の権限、環境行政では産業廃棄物処理施設、収集運搬業の許可などが移譲されるので、住民により近い立場で福祉・環境サービスが提供できるようになり、市の魅力が増す。

 デメリットとしては、市の職員が増え、建物・設備の設置や維持管理費が必要になることだが、その増額分は地方交付税の増額分でまかなえると説明している。

 「地方創生のモデルになる地域づくり」(小林眞市長)を進めるため、市は市庁舎などに2017年1月から中核市になることを知らせる看板を設置したりパンフレットを配布したりしてPRに努めている。

 早摘み銘柄は、広域圏の交流が一層活発になり消費が増えることを期待してイオン子会社で市内に本社を置くホームセンターのサンデー(7450)。 (山本信幸)

 

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