円安傾向、欧州不安で今週も安全圏は「内需系」 連続最高益更新の「鳥貴族」、「ハイデイ日高」はちょい飲みで好調

2016.10.07

連載:株式フジ

 今週に入り日経平均は堅調な動きを続けています。5日にまた1万6800円に乗せてきました。この水準は9月7日に終値ベースで1万7000円を割れてからも、すでに何度となく試している水準です。にもかかわらず、以前よりも堅調な感じが市場にあるのは、日本株の懸案といえるドル円相場が円安方向に傾きだしたことだと思われます。

 先週の当欄で取り上げた「GMOペイメントゲートウェイ(3769)」は9月29日終値5230円→4日高値5720円と急伸、「パーク24(4666)」も同3275円→同高値3340円としっかりの推移となりました。

 全体相場が堅調となるなかで東証1部の出来高の目立った増加は見られていません。おおむね15億株台で推移していますので、ここからは「閑散に近い」と言ってもいいくらいです。出来高が少ないにもかかわらず株価が上がるという現象はしばしば見られるものですが、主には「売りものが少ない時」にそれが顕著になります。売りものが少ない中で少し買いたい投資家が増えると(仕方なく)上値が買われることになります。少ない売りものが買われるので株価は上昇します。しかし、すべての買いたい投資家が同様の行動を取るのではなく押し目を待つ投資家もいることから、大きな出来高にはならないのです。株価上昇時には必ず出来高がドカンと増加するものと理解している人が多いと思いますが、そうでない局面もあるのです。

 株価に対して懐疑的な向きはやはり欧州のことを気にしています。ドイツ銀行問題に加え、イタリアの大手行の信用不安問題も解決したわけではありません。イタリアでは12月4日に議会制度を事実上一院制に変える憲法改正の是非を問う国民投票が行われます。レンツィ首相はかねてより「国民投票で否決されれば辞任する」と発言しています。政治がゴタゴタし、「もしもの時」に銀行支援体制を構築できず後手を踏む可能性もあります。今のマーケットの混乱は欧州からやってくると考えていいでしょう。

 比較的安全圏にいると思われるのはやはり「内需系株」で、継続的に投資資金が向かうことが想定されます。中華食堂日高屋を運営する「ハイデイ日高(7611)」は、ちょい飲み需要を取り込み業績好調で、株価は足元出直りの様相です。焼き鳥チェーンの「鳥貴族(3193)」も連続最高益更新を背景に9月初旬から鋭角的な上昇を続けています。 (株式ジャーナリスト・天海源一郎)

 

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