投資家は今なお「トランプ支持」 高値もみ合いから「水準訂正」へ 安さ際立つNEC、シグマ光機は堅調な動き

2017.01.13

 ドナルド・トランプ次期米大統領が当選後初めて記者会見を行ったことが話題になっていますが、トランプ氏はすでに過去の大統領当選者とは比べものにならないくらいSNSで情報発信を行っています。したがって、はじめて彼の人となりや考え方を目にするわけではないことから、市場に対するインパクトは限定的だと考えています。

 それよりも、これまでの常識では「言い過ぎではないのか」と感じられるSNSでの発言が嫌気され米国株式市場が失望安に見舞われたことは、ここまで一度もないことも理解しておきたいと思います。有名ハリウッド女優が映画賞の授賞式でかつてのトランプ氏の差別的な発言を批判し、トランプ氏がそれに激しく反論するシーンがありましたが、それでも米国株式市場が反応したわけではないのです。ここからは投資家は今も「トランプ支持」だという見方ができます。日本の個人投資家においても、これまでの価値観に当てはめるだけではわからないことが多くあると認識しておくのがいいでしょう。よく聞かれる「重要なことをSNSで発信するのはいかがなものか」という批判についても、トランプ氏からすると「重要だからSNSで直接発信しているのだ」ということかもしれません。

 こうした中、日経平均は急伸せずとも実にしぶとい動きを続けています。高値もみ合いというものです。これは通常、その次の大きな動きが出るまでの過渡期と考えられます。そうしたときに起こりやすいのは「株価の水準訂正」です。買われ過ぎたものが売られ、売られ過ぎたものが買われる動きです。当然、興味があるのは後者です。

 「NEC(6701)」はまさにその典型となる銘柄といえそうです。通信インフラ設備の国内首位企業です。事業の幅が広いので「IoT関連」、「防衛関連」などのテーマにも沿いますし、バリュー株(割安株)でもあります。業績低迷を背景に2015年末以降、株価は400円を割り込む推移となっています。ほぼ同業の「富士通(6702)」の株価がすでに2015年末の水準を回復していることを考えると、NECの安さが際立っています。

 このほか、小型株では「シグマ光機(7713)」に注目しています。スマホ向け電子部品製造装置用レンズユニットなど産業向け光学部品が好調を継続しています。マイナー銘柄であることから、堅調な動きに気付く投資家はまだ少ない銘柄です。 (株式ジャーナリスト・天海源一郎)

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。