ピンチの時でも既存事業の改善 大企業のほとんどは一つの分野に集中して成功 (2/2ページ)

2017.03.02

 確かに、それまで基幹としてきた事業の成長が鈍化すれば、経営者が危機感を抱くのは当然である。「新しい事業で稼がなければ…」という焦りもわかる。しかし、そのような時でもまず行うべきは既存(基幹)事業の改善である。成長が鈍化したように見えても、少しやり方を変えたり、目線を変えたりすることによって、再び高成長を始めるのはよくあることである。アパレル業界は、長年不振だといわれてきたが、やり方や目線を変えたユニクロやH&M、ZARAは成長を続けている。

 また、営業成績が落ち込んだ時、関東では「新規を開拓してこい!」とはっぱをかけられるが、関西では「既存のお客をもう一度回ってこい」と上司に言われるらしい。関西は関東よりも市場が早く成熟し、新規の顧客を開拓するのが困難だからだが、日本全体が成熟社会になった上に、どのような市場も成熟する。関西風の戦略はなかなか含蓄がある。

 新しいことを始めるには、コストも労力もかかる。それに気がついて、既存の事業に集注する企業に成功の女神がほほ笑むのである。 (国際投資アナリスト・大原浩) =敬称略

 

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