トランプ氏演説内容に「この先の期待」 関連銘柄“好感”、「ソフトバンクグループ」「ミネベアミツミ」に注目

2017.03.03

 トランプ米大統領は2月28日夜(日本時間3月1日午前)、米連邦議会の上下両院合同会議で演説を行いました。演説時間が取引中にあたることがわかっていた東京市場がもっとも疑心暗鬼に陥りました。「もしかするととんでもない(日本にとって)ネガティブな発言が出てくるかもしれない」、「トランプ大統領が下手を打つかもしれない」ということを恐れたのです。日経平均は2月23日〜2月28日に4日続落となりましたし、それまで買われていた大型株には下落するものが目立ちました。

 しかし、その疑心暗鬼はトランプ大統領の演説開始5分後には晴れはじめ、演説半ばの30分経過後には、むしろ安心感に変わったと感じられました。そうなのです! トランプ大統領からは、市場がネガティブに捉えるようなことは一言も発せられなかったのです。

 「企業が米国から離れないようにしなくてはならない」と法人税減税に意欲を見せ(公約では35%の連邦法人税率を15%に)、さらに中間層への大幅減税を議会に求める姿勢を改めて示しました。国防費を約6兆円増額する方針や、インフラ整備について官民の資金1兆ドル(約113兆円)を投資するための法律の制定も議会に求めました。細かなことは示されないままでしたが、それは逆に「この先の期待」につながりそうな気配です。トランプ政権、いやトランプ大統領その人は、まだ株式市場にとって「希望の星」だと言って過言ではないでしょう。目立って言われることはないものの、投資家ほぼ全員が共有している意識です。

 トランプ演説で米国への投資を表明した企業として具体的な社名が出た「ソフトバンクグループ(9984)」は、名実共に日本株随一の“トランプ関連銘柄”となりました。今後、米国での事業拡大期待を背景に買われる可能性がさらに高くなっています。トランプ大統領が「ツー」と言えば、ソフトバンク株が「カー」と反応するような密接な動きが予想されます。

 このほかでは極小ベアリング、スマホ用バックライトのミネベアと電子部品のミツミ電機の統合企業「ミネベアミツミ(6479)」の動きにも注目しています。14日、2017年3月期の連結純利益が前期比4%増になる好業績と自社株買いが好感され株価が急伸しました。現在もその水準をキープする動きです。全体相場堅調となれば一段高の動きになる可能性があります。 (株式ジャーナリスト・天海源一郎)

 

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