投資においては細部よりも全体 緻密な分析があだになることも (2/2ページ)

2017.03.16

 現在の日本でも上場企業の粉飾決算は後を絶たない。細かな決算の数字の正確性を追求するよりも、そもそもその決算書が信頼がおけるかどうかという「大まか」なことのほうがはるかに大事なのである。

 また、悪意ではなくても、会計制度というものは「裁量の余地」がかなりあり、決算書を作成する人間の判断次第で結果が全く異なることがある。あのマネジメントの神様、ピーター・ドラッカーも「会計を学んで1年もすれば、減価償却の基準を変えることによって、ほとんどあらゆる利益を損失に変えることができることを知る」と述べている。

 細部が正確かつ正しくても、大本(根本)がでたらめであれば何の意味もない。決算書を報告する企業の経営者が信頼をおける人物かどうかがまず重要である。

 バフェットが、非上場のネブラスカ・ファニチャーマートを買収したときには、創業者の女性に会って信頼できる人物かどうか確かめた後、決算書など見ることもなく(口頭での話は聞いている)買収を即決した。 (国際投資アナリスト・大原浩) =敬称略

 

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