【元文春エース記者 竜太郎が見た!】高邁な言葉が並ぶ豊田議員のオフィシャルサイト、もはや御託でしかない

豊田議員、勝負服はピンク!

 「この、ハゲーーっ!」「ちーがーうーだーろーーっ!」

 「週刊新潮」がスクープした豊田真由子代議士(42)の秘書暴行疑惑。被害者が録音した音声データの迫力たるや凄まじく、テレビのニュースやワイドショー、情報番組で連日報じられたことで、彼女は自らの暴言によって全国区の知名度を得た。そして都議選での自民大敗の一因となったのは言うまでもない。

 自民党の2回生議員(自民党公募、埼玉4区)で「ラッキーカラーはピンクと言い、勝負服はピンク。その気性の激しさから“第二の田中真紀子”とささやかれていましたが、今回ついたあだ名はピンクモンスター」(永田町関係者)。

 さらに♪そんなつもりはないんです~とミュージカル調に歌い、秘書をネチネチといたぶるさまが流れると非道な仕打ちに非難の声が殺到した。

 よしんば秘書が間違いを起こしたとしても、叱り方に人間性が現れるだろう。一回り以上年上の人に対し、「生きてる価値ないだろ!」「お前、この野郎!」という言葉は普通出てこない。まさに人格攻撃、人権蹂躙の類で、人間の尊厳に関わる重大な問題だ。

 「権力者には媚びを売り、誕生日プレゼントやバレンタインチョコを贈っていました。女性ですから男性の先輩に気に入られることも多い。一方で、目下の人間には傲慢で、特に部下には無理難題を押し付け、それができないと執拗にいじめる。今まで100人の秘書が辞めたそうですが、彼女は使えない秘書が多いと嘆いていました」(自民党議員秘書)

 豊田代議士は千葉県船橋市出身で、中・高は名門・桜蔭、東大法学部を卒業後、厚生労働省にキャリア入省。国土交通省勤務の夫と2人の子供がいるキャリアウーマンだ。

 「実家は進学塾を経営。父親は東大卒、母親は東京外大卒。姉は医者で、妹は弁護士の三姉妹。しかし豊田さんは経歴コンプレックスがあったみたいで、本来ならば財務省に行きたかったようです」(豊田氏の知人)

 暴行報道以降、豊田議員は自民党に離党届を提出。現在は入院と称し、雲隠れ中だ。オフィシャルサイトには「国民の皆様一人ひとりの声を聞き、そのお気持ちに寄り沿い…」と高邁な言葉が並ぶけれど、もはや御託でしかない。

■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に『スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ』を出版。